真嶋潤子の最近の活動

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移民・難民庁(BAMF)の組織概要
 
 BAMFの前身は1953年にできた外国避難民認定庁で、職員40名の体制で出発したそうです。その後拡充を続け、2018年段階で無期・有期の雇用を合わせて5000名以上の職員を抱え、全国に60ヶ所以上の支部を持つ大組織です。
組織には本部の下に10の部局があります。
1 中央業務、人事・組織、施設
2 デジタル情報技術、技術革新制御
3 難民庇護業務手続、ダブリン手続
4 北部・西部地区
5 東部・西南部、南部地区
6 難民庇護基礎手続、質の維持、移民・難民情報センター、審査
7 治安、滞在権、帰国
8 統合及び社会連帯
9 国際的課題、移民の原則的問題、ヨーロッパ共同体基金業務
10 研究
この内統合コースを初めとする移民への語学教育に関わるのは第8局で、この下に第82部が統合コース、運用管理、語学・市民教育を83部が職業語学コース及び連邦と各州との連携を受け持っています。
さらに下位の担当区分は以下の通りです。
第82部
第82A課 統合コースの運営と質の管理、評価委員会
第82B課 統合の実践的運営
第82C課 語学・市民教育についての課題
第82D課 統合財政
第82E課 ヴュルツブルク支部 教師養成と認定
第82F課 教室運営主体の管理、試験手続 (帰化、ドイツ生活テスト«LiD»、移民のためのドイツ語テスト«DTZ»)
第82G課 統合処理センター
第83部
第83A課 職業語学コースの運営と質の管理
第83B課 ケルン支部 職業語学コースの実践的運用 北部地区担当
第83C課 職業語学コースの実践的運用 南部地区担当
第83D課 職業訓練による統合
(https://www.bamf.de/DE/Behoerde/Aufbau/Organigramm/organigramm_node.html)(23.10.2022)
なお高度な専門知識を持った移民、特に研究移民についてはBAMFは以下の組織と協力関係にあるそうです。
連邦学術・教育省
連邦参議院
大学学長会議
ドイツ学術振興会
外務省
ドイツ産業連合会及びドイツ経営者連合会
ドイツ労働総同盟
ドイツ商工会
 

BAMFの写真(撮影:真嶋潤子)