真嶋潤子が考えていること

 大学の行政的な仕事にも追われたりして、つい自分を見失いがちになります。研究者の方はどなたもよく御知でしょうが、直接の業績になるような仕事はある程度範囲を限ってかっちりと固めなければなりません。ところが私などはこれが逆に自分の視野を狭めて近視眼的になってしまう傾向がなきにしもあらずです。すぐ形にならなくても考えるに値することを考え続けていくことは、自分への栄養かつ鍛錬としても、また自分の「研究業績」なるものが内容的にやせ細ったものにならないためにも大切なことだと考えます。特にそれが自分の直接の研究領域ではなく、周辺領域である場合にはなおさらです。このページでは現在私が関心を持っているテーマについてとりとめのない文章を書き連ねることにしています。書いていく中から何がしかの考えがまとまってくるかもしれないというのと、これをホームページで公開することによって、他の方々と問題を共有したいという思いからでもあります。いずれも今日さほど大きく議論されているとは言えないかもしれませんが、それだけにこの私的なページがこれを読んでくださった方々との相互の議論のきっかけになればいいなと思っております。将来的にはインターネット上でフォーラムを形成できればいいのでしょうが、とりあえず御意見などお待ちしております。
 
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1901年(明治34年)の尋常小学校修身読本