真嶋潤子の最近の活動

第14回国際日本語教育・日本研究シンポジウム
The 14th International Symposium on Japanese Language Education and Japanese Studies12

基調講演1
真嶋 潤子 (大阪大学名誉教授・国際交流基金関西国際センター所長)
「生成AI 時代の日本国内の日本語教育政策の現状と方向性」

 

 少子高齢化による人口減少のため、外国人就労者や生活者を多く受け入れようとする日本政府のイニシアティブにより、日本語教育の現場では大きな変化が起きている。2024 年度はエポックメーキングな法律が実施に移された。「登録日本語教員」制度という初の国家資格化と、そのための「日本語教員試験」の実施、「認定日本語教育機関」制度という新しい日本語学校への動きが実行に移された。またそれに先立って日本語教育の内容や方針に関する「日本語教育の参照枠」という指針が示された。この意味するところは何だろうか。ICT の長足の発達のみならず、「生成AI」という言葉を聞かない日はない昨今、日本語教育でも浮き足立つ言動も見聞きするが、しばし落ち着いて考えてみたい。

 

他基調講演者
金由美氏
谷淳氏
加藤均氏

 
 

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